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1992年生まれのプロ野球選手が超豪華⚾️ 山田哲人から甲斐拓也まで黄金世代を徹底解説!

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1992年生まれのプロ野球選手たちは、日本プロ野球界において「山田哲人世代」とも呼ばれる実力者揃いの世代です。山田哲人(ヤクルト)や千賀滉大(メッツ)、源田壮亮(西武)、西川遥輝(ヤクルト)など、各球団の主力として長年活躍する選手が多く、日本代表でも中心選手として名を連ねるメンバーが揃っています。

機動力と守備に優れた選手が多いのが特徴で、トリプルスリーを達成した山田哲人をはじめ、盗塁王の西川遥輝、守備の名手・源田壮亮、「康晃につなぐ」を合言葉にした投手陣など、堅実に力を発揮する「職人」のような選手が集まった世代として注目されています。2025年現在では30代前半を迎え、円熟期の活躍が期待される世代でもあります。

記事のポイント!

  1. 1992年生まれのプロ野球選手にはどのような有名選手がいるのか理解できる
  2. 1992年生まれの世代の特徴や強みについて理解できる
  3. この世代が獲得したタイトルや実績について理解できる
  4. 他の世代(1988年生まれのマー君世代など)との違いについて理解できる

1992年生まれのプロ野球選手たちの活躍と特徴

  1. 山田哲人を筆頭に豪華メンバーが揃う1992年生まれ世代
  2. 1992年生まれの野手陣は守備と機動力に優れた選手が多い
  3. 千賀滉大や有原航平など先発から抑えまで揃う投手陣
  4. MVPや新人王など多数のタイトルを獲得している実績の持ち主
  5. 2010年と2014年のドラフトが1992年生まれの主な入団時期
  6. 侍ジャパンでも中心選手として国際大会で活躍した経験が豊富

山田哲人を筆頭に豪華メンバーが揃う1992年生まれ世代

1992年生まれのプロ野球選手には、数多くの実力者が名を連ねています。その筆頭として挙げられるのがヤクルトスワローズの山田哲人選手です。山田選手は史上初の3度のトリプルスリー達成という偉業を成し遂げ、2015年にはMVPも獲得しています。2010年のドラフトで外れ外れ1位でヤクルトに入団して以来、チームの主軸として活躍を続けてきました。

この世代には、他にも各球団の主力選手が揃っています。西武ライオンズの源田壮亮選手と外崎修汰選手、千葉ロッテマリーンズの中村奨吾選手、横浜DeNAベイスターズの山﨑康晃選手などがその代表格です。源田選手はゴールデングラブ賞を7度受賞している守備の名手であり、2017年にはパ・リーグの新人王に輝きました。

かつてソフトバンクホークスで活躍し、現在は読売ジャイアンツに所属する甲斐拓也選手も1992年生まれの名選手の一人です。甲斐選手は7度のゴールデングラブ賞を獲得するなど、守備力に定評があります。また、ヤクルトスワローズの西川遥輝選手(元日本ハムファイターズ)も、4度の盗塁王に輝くなど、この世代を代表する俊足選手として知られています。

メジャーリーグに移籍した選手もいます。千賀滉大投手は福岡ソフトバンクホークスで活躍した後、2023年オフにニューヨーク・メッツと契約しました。千賀投手はNPB時代に2度の最多奪三振、1度の最優秀防御率などのタイトルを獲得しており、日本を代表する投手の一人でした。

このように、1992年生まれのプロ野球選手は、打者、投手ともに各球団の主力として活躍する選手が多く、日本プロ野球界における「黄金世代」と呼べる存在感を持っています。彼らは2025年現在、32〜33歳という年齢で、まさに選手としての円熟期を迎えています。

1992年生まれの野手陣は守備と機動力に優れた選手が多い

1992年生まれの野手陣の特徴として、守備力と機動力に優れた選手が多いことが挙げられます。源田壮亮選手(西武)は7度のゴールデングラブ賞を獲得している守備のスペシャリストです。その正確なフィールディングと強肩は、「源田ゾーン」と呼ばれる広い守備範囲を生み出しています。また、源田選手は最多盗塁のタイトルも獲得するなど、足の速さも兼ね備えています。

西川遥輝選手(ヤクルト)は4度の盗塁王に輝いており、パ・リーグを代表する俊足選手として知られています。西川選手はその走力を活かした守備でも定評があり、これまでに4度のゴールデングラブ賞を獲得しています。また、外崎修汰選手(西武)も盗塁の多さと守備力の高さを兼ね備えた選手で、2度のゴールデングラブ賞を獲得しています。

福田周平選手(オリックス)も機動力に優れた選手の一人です。内野と外野の両方をこなせるユーティリティ性の高さと、盗塁の多さが特徴です。また、牧原大成選手(ソフトバンク)も俊足を活かした守備と攻撃で活躍しています。中村奨吾選手(ロッテ)もゴールデングラブ賞を3度獲得しており、守備力の高さが評価されています。

甲斐拓也選手(巨人)は捕手としてゴールデングラブ賞を7度獲得しており、「史上最強の守備捕手」との呼び声も高い選手です。その強肩は「甲斐キャノン」として有名で、盗塁阻止率の高さは長年リーグトップクラスを維持しています。巨人への移籍後も、守備力の高さでチームに貢献しています。

このように、1992年生まれの野手陣は守備と機動力に優れた選手が多く、「堅実に力を発揮する職人のような選手が集まった世代」という評価がされています。彼らの活躍は、プロ野球界における「守備の時代」を支える重要な要素となっています。

千賀滉大や有原航平など先発から抑えまで揃う投手陣

1992年生まれの投手陣は、先発からリリーフまで幅広いポジションで活躍する選手が揃っています。先発投手では、千賀滉大投手が最も成功を収めてきました。千賀投手はソフトバンク時代に最優秀防御率、最多勝利、最高勝率、最多奪三振などのタイトルを獲得し、2023年オフにニューヨーク・メッツに移籍しました。日本時代には通算100勝を挙げる活躍を見せました。

有原航平投手(ソフトバンク)も2014年のドラフト1位でファイターズに入団して以来、エースとして活躍してきました。有原投手は2度の最多勝利タイトルを獲得し、新人王にも輝いています。2023年からはソフトバンクに移籍し、さらなる活躍が期待されています。

リリーフ投手では、山﨑康晃投手(DeNA)が特に際立っています。山﨑投手は2015年に新人王を獲得し、その後も横浜DeNAベイスターズの守護神として活躍を続けています。2度の最多セーブのタイトルを獲得しており、通算200セーブを超える実績を持っています。今後は名球会入りも視野に入れた活躍が期待されています。

中﨑翔太投手(広島)も広島東洋カープのクローザーとして重要な役割を果たしてきました。これまでに通算100セーブを超える実績を持ち、チームの勝利に貢献しています。その他、福敬登投手(中日)や高梨雄平投手(巨人)など、中継ぎとして50試合以上の登板経験を持つ選手も多く、「康晃につなぐ」を合言葉にした小刻みな継投が可能な層の厚さを誇っています。

2017年には薮田和樹投手(当時広島)が15勝を挙げて最高勝率を獲得するなど、一時期はエースとして活躍した選手もいます。また、石田健大投手(DeNA)も先発と中継ぎを兼任するなど、柔軟な起用で活躍してきました。このように、1992年生まれの投手陣は先発からリリーフまで様々なポジションで活躍する選手が揃っており、日本プロ野球界の投手層の厚さを支えています。

MVPや新人王など多数のタイトルを獲得している実績の持ち主

MVPや新人王など多数のタイトルを獲得している実績の持ち主

1992年生まれのプロ野球選手たちは、個人タイトルの獲得という点でも輝かしい実績を残しています。その筆頭は山田哲人選手(ヤクルト)で、2015年にはセ・リーグMVPを獲得しました。また、山田選手は同年に最多本塁打と最多盗塁のタイトルを同時に獲得し、「史上初の本塁打王と盗塁王の同時獲得」という偉業を成し遂げました。さらに、史上3人目となるトリプルスリーも達成し、65年ぶりとなるトリプルスリーと100打点の同時達成も果たしました。

山田選手はその後も活躍を続け、最多安打、最高出塁率などのタイトルを獲得し、6度のベストナインにも選出されています。さらに驚くべきことに、2016年にも連続でトリプルスリーを達成し、さらに2018年にも3度目のトリプルスリーを達成して「史上初のトリプルスリー3回達成者」となりました。

新人王では、山﨑康晃選手(DeNA)が2015年に、有原航平選手(当時日本ハム)が2015年に、源田壮亮選手(西武)が2017年にそれぞれ獲得しています。山﨑選手はその後、2度の最多セーブタイトルを獲得し、源田選手は7度のゴールデングラブ賞、4度のベストナインに選出されるなど、新人王獲得後も着実に実績を積み重ねています。

千賀滉大投手は2017年に最優秀防御率のタイトルを獲得し、その後も最多勝利、最高勝率、最多奪三振などのタイトルを獲得しています。また、2度のベストナイン、2度のゴールデングラブ賞にも選出され、投手として総合的な実力を評価されてきました。

西川遥輝選手は4度の盗塁王、2度のベストナイン、4度のゴールデングラブ賞を獲得しています。甲斐拓也選手は7度のゴールデングラブ賞、3度のベストナインに選出されています。中村奨吾選手も3度のゴールデングラブ賞、1度のベストナインに選出されるなど、1992年生まれの選手たちは、守備、打撃、投球と様々な分野で高い評価を得ています。

2010年と2014年のドラフトが1992年生まれの主な入団時期

1992年生まれのプロ野球選手たちは、主に2010年と2014年のドラフトで入団しています。2010年のドラフトでは高卒選手が、2014年のドラフトでは大卒選手が入団するケースが多かったようです。これらのドラフトは、球界の大きな転換点となった重要なドラフトでもありました。

2010年のドラフトでは、山田哲人選手がヤクルトに外れ外れ1位で入団しました。このとき、山田選手はオリックスとヤクルトの競合となり、抽選でヤクルトが交渉権を獲得しました。オリックスは3連敗となり、オリックスの外れ外れ外れ1位で駿太選手が指名される結果となりました。このドラフトには西川遥輝選手(智弁和歌山高校から2位でファイターズ)や、甲斐拓也選手(楊志館高校から育成6位でホークス)など、後に大活躍する選手が多く含まれていました。

特に甲斐選手のケースは興味深いものです。当時のホークスが育成選手として最後に指名した選手が、後にゴールデングラブ賞を7度獲得する名捕手になるとは、誰も予想していなかったでしょう。一方、同じドラフトで高評価されていた捕手が思うような活躍ができなかったケースもあり、「ドラフトは運命のいたずら」を感じさせるエピソードとなっています。

2014年のドラフトでは、有原航平選手が4球団競合の末に日本ハムに入団しました。また、外れ1位でも山﨑康晃選手(DeNA)が重複指名され、抽選でDeNAが交渉権を獲得しました。他にも中村奨吾選手(ロッテ)、野間峻祥選手(広島)、山﨑福也選手(オリックス)なども1位指名で入団しています。

これらのドラフトは、今振り返ると非常に層の厚いドラフトだったと評価できます。多くの球団が1992年生まれの選手たちの潜在能力を見抜き、重要なポジションを任せてきました。その結果、彼らは各球団の主力として長く活躍し、日本プロ野球界を支える存在となっています。

侍ジャパンでも中心選手として国際大会で活躍した経験が豊富

1992年生まれのプロ野球選手たちは、侍ジャパン(日本代表)での活躍も目覚ましいものがあります。2019年のプレミア12では、山田哲人、源田壮亮、外崎修汰、甲斐拓也などが代表に選出され、チームの優勝に大きく貢献しました。特に甲斐選手は正捕手として、源田選手は遊撃手として、チームの守備の要として重要な役割を果たしました。

2021年の東京オリンピックでは、山田哲人選手が日本代表の一員として金メダル獲得に貢献しました。この大会は、プロ野球界のスケジュールの関係で参加できない選手も多かった中、山田選手は重要な戦力として選出され、日本野球界にとって悲願の金メダル獲得の瞬間に立ち会いました。

甲斐拓也選手は2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも日本代表に選出され、日本の優勝に貢献しました。甲斐選手の堅実な守備と配球は、大谷翔平選手や山本由伸選手といったエース投手の力を最大限に引き出す要因となり、チームの勝利に大きく貢献しました。

源田壮亮選手も2023年のWBCに出場し、守備の要として活躍しました。源田選手のショートとしての安定感は、日本代表の堅守にとって欠かせない存在でした。また、山崎康晃選手は侍ジャパン強化試合などに出場し、国際試合での経験を積んでいます。

このように、1992年生まれの選手たちは、国内リーグだけでなく国際大会でも中心選手として活躍しています。彼らの国際経験は豊富であり、日本野球の代表として世界と戦ってきた実績を持っています。この経験は、彼らがチームの中心選手として、後輩たちを引っ張っていく上でも貴重な財産となっているでしょう。

1992年生まれのプロ野球選手と他の黄金世代の比較

  1. 1991年生まれの菊池・筒香世代とは違った魅力がある
  2. 1993年生まれの吉田正尚世代との実力差はわずか
  3. 「マー君世代」と呼ばれる1988年生まれとの違いは海外志向の強さ
  4. MLB界でも1992年生まれは「最強世代」と称される実力派揃い
  5. 30代を迎えても第二の黄金期が期待できる今後の展望
  6. まとめ:1992年生まれのプロ野球選手は「堅実な職人」タイプが多い精鋭集団

1991年生まれの菊池・筒香世代とは違った魅力がある

1992年生まれのプロ野球選手たちの1つ上の世代である1991年生まれは、菊池涼介選手(広島)や筒香嘉智選手(元DeNA)を代表とする「菊池・筒香世代」として知られています。この二つの世代には、それぞれ異なる魅力があります。

1991年生まれの世代は、パワーヒッターが多いのが特徴です。筒香嘉智選手をはじめ、中田翔選手(元日本ハム)、浅村栄斗選手(楽天)など、ミドルライナーからホームランを量産するタイプの打者が目立ちます。一方、1992年生まれの世代は、山田哲人選手のようなパワーと機動力を兼ね備えた選手や、源田壮亮選手や西川遥輝選手のような機動力に優れた選手が多い傾向があります。

守備面でも両世代の特徴は異なります。1991年生まれでは菊池涼介選手が守備の名手として知られていますが、1992年生まれでは源田壮亮選手、甲斐拓也選手、外崎修汰選手など、複数のポジションで守備のスペシャリストが揃っています。1992年生まれの方が、守備力に優れた選手の層が厚いと言えるかもしれません。

投手陣では、1991年生まれには菅野智之選手(巨人)や則本昂大選手(楽天)などのエース級投手がいます。一方、1992年生まれには千賀滉大投手や有原航平投手などが活躍していますが、全体的には1991年生まれの方が先発投手の層が厚いかもしれません。しかし、リリーフ陣では山﨑康晃投手や中﨑翔太投手など、1992年生まれの選手たちが活躍しています。

両世代とも、それぞれの魅力を持った「黄金世代」と言えますが、1992年生まれの世代は特に「堅実に力を発揮する職人のような選手が集まった世代」という評価が多いようです。彼らの「地味ながらも確実に結果を出す」姿勢は、日本野球の伝統的な美学にも通じるものがあり、多くのファンを魅了しています。

1993年生まれの吉田正尚世代との実力差はわずか

1992年生まれの1つ下の世代である1993年生まれは、吉田正尚選手(元オリックス、現在ボストン・レッドソックス)を筆頭とする「吉田正尚世代」として知られています。この二つの世代の実力差はわずかで、両世代とも多くの実力者を輩出しています。

1993年生まれには、吉田正尚選手のほか、坂本勇人選手(巨人)、柳田悠岐選手(ソフトバンク)、近藤健介選手(ソフトバンク)など、打撃に優れた選手が多く含まれています。特に吉田選手は2022年に三冠王を獲得し、その後メジャーリーグに移籍するなど、世界レベルの実力を持つ打者です。

一方、1992年生まれの世代も、山田哲人選手を筆頭に多くの打撃のスペシャリストを擁しています。山田選手の3度のトリプルスリー達成は、吉田選手の三冠王獲得に劣らない偉業と言えるでしょう。また、西川遥輝選手や源田壮亮選手など、打撃と守備のバランスに優れた選手も多く含まれています。

投手陣では、1993年生まれには田中将大選手(元楽天)や東浜巨投手(ソフトバンク)などがいますが、1992年生まれにも千賀滉大投手や有原航平投手など、実力者が揃っています。両世代とも、先発からリリーフまで様々なポジションで活躍する投手を輩出しており、実力差はわずかだと言えるでしょう。

興味深いのは、1992年生まれと1993年生まれの選手たちは、多くの場合同じチームで共に成長してきたということです。例えば、西武ライオンズでは源田壮亮選手(1992年生まれ)と森友哉選手(1993年生まれ)が、ソフトバンクホークスでは千賀滉大投手(1992年生まれ)と柳田悠岐選手(1993年生まれ)が、それぞれチームの中心選手として活躍してきました。

このように、1992年生まれと1993年生まれの世代は、それぞれ異なる特徴を持ちながらも、共に日本プロ野球界を支える重要な存在となっています。両世代の実力差はわずかであり、互いに切磋琢磨しながら成長してきた姿は、日本プロ野球の厚い選手層を象徴していると言えるでしょう。

「マー君世代」と呼ばれる1988年生まれとの違いは海外志向の強さ

1992年生まれのプロ野球選手と、「マー君世代」と呼ばれる1988年生まれの世代には、いくつかの違いがあります。1988年生まれの世代は、田中将大選手(元楽天)、斎藤佑樹選手(元日本ハム)、柳田悠岐選手(ソフトバンク)、秋山翔吾選手(元西武)などが代表的な選手です。この世代と1992年生まれの世代の最も大きな違いの一つは、海外志向の強さにあります。

1988年生まれの世代では、田中将大選手が2014年にニューヨーク・ヤンキースに移籍し、大きな成功を収めました。また、秋山翔吾選手も2020年にメジャーリーグに挑戦しています。一方、1992年生まれの世代では、千賀滉大投手が2023年にニューヨーク・メッツに移籍したのが初めてのメジャーリーガーですが、西川遥輝選手、有原航平選手、山﨑康晃選手など、複数の選手がメジャー志向を表明しています。

もう一つの違いは、世代としての成長曲線です。1988年生まれの「マー君世代」は、多くの選手が早くから注目を集め、田中将大選手の高校時代の活躍は特に有名でした。一方、1992年生まれの世代は、山田哲人選手を除いて、プロ入り後に徐々に成長してきた選手が多いという印象があります。例えば、甲斐拓也選手はプロ7年目でようやく1軍で定着し、源田壮亮選手も大学・社会人を経てからのプロ入りでした。

投手陣の特徴も異なります。1988年生まれには田中将大選手や大谷翔平選手(1994年生まれですが同時期にドラフト)のようなエース級投手が揃っていますが、1992年生まれは千賀滉大投手や有原航平投手のような先発投手に加え、山﨑康晃投手や中﨑翔太投手のようなリリーフ投手も多く含まれています。1992年生まれの方が、投手陣のバランスが取れているとも言えるでしょう。

また、1988年生まれの世代は「ハンカチ世代」とも呼ばれ、斎藤佑樹選手の「ハンカチ王子」としての活躍が大きな話題となりました。一方、1992年生まれの世代は、特定の選手が突出して注目を集めるというよりは、各選手がそれぞれのポジションで堅実に活躍するという印象が強いでしょう。

MLB界でも1992年生まれは「最強世代」と称される実力派揃い

MLB界でも1992年生まれは「最強世代」と称される実力派揃い

1992年生まれの選手たちは、日本だけでなく世界的に見ても「最強世代」と称されることがあります。MLBにおいても、1992年生まれの選手たちは数多くの実力者を輩出しており、中には リーグを代表するスーパースターも含まれています。

MLB界で1992年生まれの最も著名な選手の一人は、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手です。ジャッジ選手は2022年にアメリカン・リーグで62本塁打を放ち、ヤンキースの単一シーズン本塁打記録を更新する大活躍を見せました。その他にも、フィラデルフィア・フィリーズのブライス・ハーパー選手、サンディエゴ・パドレスのマニー・マチャド選手、ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ選手など、リーグを代表する打者が多く含まれています。

投手陣も充実しており、ロサンゼルス・ドジャースのブレーク・スネル投手やノア・シンダーガード投手、ニューヨーク・ヤンキースのカルロス・ロドン投手などが活躍しています。スネル投手は複数のサイ・ヤング賞を獲得するなど、MLBトップクラスの投手としての実績を持っています。

日本の1992年生まれの選手たちとMLBの同世代の選手たちを比較すると、MLBの選手たちはよりパワー重視の傾向があるのに対し、日本の選手たちは守備と機動力に優れている傾向があるようです。これは日本野球とメジャーリーグの野球スタイルの違いを反映しているのかもしれません。

興味深いことに、MLBでは1992年生まれのドミンゴ・サンタナ選手が2023年にヤクルトスワローズに加入しています。サンタナ選手はアストロズ、ブルワーズ、マリナーズ、インディアンスでプレーした経験を持つ外野手で、日本での活躍も期待されています。同様に、ホセ・オスナ選手もヤクルトに所属しており、1992年生まれの「国際交流」とも言える現象が起きています。

このように、1992年生まれの選手たちは世界的に見ても非常に層が厚く、日本とMLBの両方で「黄金世代」と呼べる存在となっています。彼らは現在、選手としての円熟期を迎えており、これからもさらなる活躍が期待されています。

30代を迎えても第二の黄金期が期待できる今後の展望

1992年生まれのプロ野球選手たちは、2025年現在で32〜33歳という年齢を迎えています。プロ野球選手にとって30代前半は、体力と経験のバランスが取れた「第二の黄金期」とも言える時期です。彼らの今後の展望はどのようなものでしょうか。

まず、日本国内での活躍については、多くの選手がチームの中心選手としての役割を果たし続けると予想されます。山田哲人選手はヤクルトの主軸として、源田壮亮選手は西武の守備の要として、山﨑康晃選手はDeNAの守護神として、それぞれ重要な役割を担っていくでしょう。彼らの経験と技術は、若手選手の成長にも大きく貢献するはずです。

タイトル獲得の可能性も十分にあります。特に山田哲人選手は、さらなる記録更新が期待されます。3度のトリプルスリーを達成している山田選手にとって、4度目のトリプルスリー達成は決して不可能ではないでしょう。また、山﨑康晃投手は通算セーブ数で名球会入りを視野に入れた活躍が期待されています。

国際大会での活躍も期待されます。2026年に予定されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では、彼らの多くが日本代表の中心選手として選出される可能性があります。特に守備と経験が重視される国際大会では、源田壮亮選手や甲斐拓也選手などの守備のスペシャリストが重要な役割を果たすことになるでしょう。

メジャーリーグ挑戦の可能性も残されています。西川遥輝選手、有原航平選手、山﨑康晃選手など、複数の選手がメジャー志向を表明していますが、年齢的にはチャレンジのラストチャンスが近づいているとも言えます。千賀滉大投手に続いて、新たなメジャーリーガーが生まれるかも注目ポイントです。

ただし、30代に入ると怪我のリスクも高まります。長いキャリアを維持するためには、コンディション管理がより重要になってくるでしょう。また、若手選手の台頭により、ポジション争いが激しくなる可能性もあります。しかし、彼らの多くは既に長年のキャリアを通じて技術と経験を積んでおり、若手選手と競争しながらも自身の価値を発揮し続けることができるでしょう。

まとめ:1992年生まれのプロ野球選手は「堅実な職人」タイプが多い精鋭集団

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 1992年生まれのプロ野球選手は山田哲人を筆頭に、源田壮亮、西川遥輝、甲斐拓也、外崎修汰など多くの実力者が名を連ねる「黄金世代」である
  2. この世代は機動力と守備力に優れた選手が多く、「堅実に力を発揮する職人のような選手が集まった世代」という評価がされている
  3. 投手陣も千賀滉大、有原航平、山﨑康晃、中﨑翔太など先発からリリーフまで充実している
  4. MVPやトリプルスリー、新人王、ゴールデングラブ賞など多数のタイトルを獲得している実績を持つ
  5. 主に2010年(高卒)と2014年(大卒)のドラフトで入団した選手が多い
  6. 侍ジャパンでも中心選手として活躍している選手が多く、国際大会での経験も豊富である
  7. 1991年生まれの「菊池・筒香世代」と比べると、よりバランスの取れた選手層という特徴がある
  8. 1993年生まれの「吉田正尚世代」とは実力差がわずかで、共に日本野球を支える存在となっている
  9. 「マー君世代」と呼ばれる1988年生まれと比較すると、海外志向が強い選手が多い特徴がある
  10. MLB界でも1992年生まれは「最強世代」と称される実力者が揃っている
  11. 2025年現在で32〜33歳を迎え、まさに選手としての円熟期に入っている
  12. 今後も国内リーグでの活躍、国際大会での活躍、さらなるメジャーリーグ挑戦など、様々な場面での活躍が期待される